ITエンジニアは総称——職種を見分ける3つの観点
「ITエンジニア」は単一の職種名ではなく、コンピューターやシステムに関わる仕事全体の総称です。Webサイトの制作も、銀行の勘定系システムの開発も、同じくくりで呼ばれることがあります。それだけに、求人票の肩書きだけでは業務内容は見えません。「何となくIT系」で選ぶと、入職後にギャップを感じることもあります。職種を見分けるには、次の3つの観点が役立ちます。
1点目は「何を作るか」です。Webサービス、業務システム、スマートフォンアプリ、組み込み機器など、成果物が変われば関わる技術も作業内容も変わります。求人票に「Web系」「業務系」とあれば、成果物の違いだと考えて読みましょう。
2点目は「開発のどの工程を担うか」です。要件定義、設計、実装、テスト、運用保守と工程は複数あり、同じプロジェクトでも担当する工程によって毎日の仕事は異なります。「上流工程」「下流工程」という言葉は、この工程上の位置を表しています。
3点目は「働く現場の形態」です。自社でサービスを開発する企業か、顧客から受託する開発会社か、客先常駐かで、関わる人も働き方も変わります。求人票に「自社開発」「受託開発」といった表記があれば、現場の形態を示していると考えましょう。
次の一歩——求人票の読み方と調べ方
まずは「自分が何を作りたいか」を問いかけてみましょう。その上で、気になる肩書きの求人票を開き、記載された業務内容と開発工程を確認します。同じ肩書きでも会社ごとに呼び方は異なるため、業務内容の記述を基準に比較することが大切です。また、「資格を取れば確実に採用」といった採用を約束する情報や「未経験から短期で転職」をうたう求人には注意が必要です。候補が絞れたら、同じ職種の求人を複数見比べ、共通する業務内容を確認するのがおすすめです。
まとめ
本記事は一般的な情報整理であり、転職や収入の成果を保証するものではありません。職種ごとの定義や統計は、執筆時点で公的な資料による裏付けが確認できていないため掲載していません。個別のキャリア判断は転職・キャリアの専門家に相談し、正確な情報は公的資料や一次情報で確認してください。本記事の3つの観点を軸に、気になる職種を一つずつ比較してみてください。