対象と対象外
この記事は、軽度から中等度の受傷で、示談や保険会社とのやりとりを自分で進めるか弁護士に任せるか迷っている段階の本人・家族に向きます。重度の人身事故、刑事手続きが進行中、すでに訴訟中の場合は対象外です。本記事は法的助言ではなく、依頼可否を自分で判断するための確認項目です。
相談前に手元で整理する3点
- 発生日時、通院・受診の有無と回数を1枚の時系列メモにまとめる。
- 手元にある書類・記録と原本の所在を一覧にする。
- 相手方・保険会社との連絡がどこまで進んだかを時系列に追記する。
初回相談で確認する5つの質問
Q1 対応範囲。どの手続きまで受任し、どこからは受任しないのかを聞きます。回答が曖昧なら、任せる範囲が不明なままです。
Q2 実務体制。担当者と連絡窓口、進捗共有の頻度を確認します。窓口が不明だと連絡が滞ります。
Q3 費用の発生タイミング。金額ではなく、いつ・どの条件で費用が発生するかを聞きます。条件が曖昧だと後から負担が増えます。
Q4 記録と書類の扱い。こちらが用意するものと、先方が取得・保管するものを分けて確認します。役割分担が不明だと書類不足で手続きが止まります。
Q5 見込みの説明の仕方。成果を断定するのか、不確実性をどう説明するのかを見ます。断定的な成果保証は判断材料にしません。Googleのパブリッシャー向けポリシーも、実現不可能な具体的約束や制御範囲外の約束を重大な違反例としています(support.google.com/adsense/answer/14638581)。
回答は3値で記録し、その場で決めない
各質問の回答を「はい」「いいえ」「未確認」でメモし、未確認は次回までの宿題にします。複数事務所に同じ質問をして、回答の粒度と一貫性を比べます。その場で契約せず、回答と費用条件を家族に共有してから決めます。遠方で対面できない場合は、電話・オンラインで同じ質問ができるかを事前に確認します。相談方法や条件は事務所・地域で異なります。
限界と次の一歩
回答は地域・事務所・事故類型・保険会社との交渉状況で変わります。金額、期間、勝訴率、後遺障害、過失割合の具体的判断は、一次資料や専門家への相談で確認してください。本記事は一般的な確認枠組みであり、成果や費用を保証しません。慰謝料・示談交渉・後遺障害・費用体系・事務所比較は本記事では扱いません。