依頼前に「何を聞けばいいか」を整理する
初回相談は事務所の姿勢を見極める機会でもある。何を聞けばよいか分からないまま臨むと、後悔する可能性もある。まず自分が抱える不安や悩みを書き出し、以下の3つの確認ポイントを押さえる準備をしておこう。
確認ポイント1:資格・登録の有無を確認する
税理士業務は資格に基づく専門業務だ。契約前に、担当者が税理士資格を有しているか、所属事務所が税理士法人として適切に登録されているかを確認したい。名刺や公式サイトで裏取りすると安心だ。面談時に資格証や登録番号を見せてもらうよう依頼するのも一案だ。また、無資格者による税務代行や「必ず節税できる」といった成果を確約する表現には注意が必要で、Googleの広告ポリシーでも不正確・欺瞞的な情報による宣伝は禁止されている。
確認ポイント2:見積もりと契約範囲を明確にする
報酬額だけでなく、業務範囲を明確にしてもらうことが重要だ。確定申告のみか、月次顧問や記帳代行を含むか、追加業務の扱いはどうか。口頭だけでなく書面で確認し、不明点は初回相談の時点で質問しよう。なお、報酬の相場は事業内容や地域によって異なるため、本記事では金額を記載しない。
確認ポイント3:専門分野と相談体制を確かめる
税理士法人にも、個人事業主やフリーランスの申告に強い事務所もあれば、法人向け中心の事務所もある。自分と同じ事業形態の相談実績があるか、問い合わせへの返答が迅速か、担当者が固定されているかを確認しよう。ネット上の評判情報は参考程度にとどめ、実際の対応で判断するのが望ましい。
依頼までの流れ
初回相談→見積もり取得→契約条件の確認→必要書類の準備、という流れが一般的だ。相談が無料か有料かは事務所により異なるため、申し込み前に確認しよう。慌てず複数の事務所を比較検討するのも選択肢の一つである。
注意点と個別相談のすすめ
税制や報酬は個別事情により大きく異なり、本記事は一般情報である。税理士法などの制度詳細や報酬額は公的資料を参照していないため、具体的な判断は税理士法人への個別相談を推奨する。事業内容や地域によって適した事務所は変わるため、最終的には複数の事務所に相談し、納得できるまで質問しよう。